Konton は、東アジア二千年余りの古典と、近現代の民俗学研究の上に立っています。
ここに、私たちが繰り返し戻る四つの源を、礼を以て記します。
Konton という名前そのものの典拠です。「応帝王」末尾の渾沌寓言は、Konton が 自らを「占いではない」「答えを出さない」と定めるための、最も古い哲学的根拠 となっています。
七つの穴を彫れば、機能は生まれる。けれど、分けられない全体は死ぬ。 親切な分割こそ、最も静かな暴力である ── この一句が、Konton 全頁の底に流れています。
参照頁:/philosophy
荘子の渾沌が「分けられて死ぬ」存在であったのに対し、神道の混沌は「分かたれる前 ── すべてが、これから生まれてくる場」として描かれます。
Konton が「神獣との出会いは未来の決めつけではなく、内なる可能性の発見である」と 語る時、その背後にはこの古事記冒頭の宇宙論があります。混沌は欠如ではなく、孕み。
神獣体系・干支配当・節気循環など、Konton が用いる東洋宇宙論の語彙は、おおむね 古事記とその後の神道思想に立脚しています。
Konton 御神籤は、元三大師百籤の番号体系(一番から百番)と凶吉構造に従っています。 各番の漢詩本文(五言四句)は元三大師百籤そのものを引き、現代日本語訳と Konton voice の 解釈のみを当方で制作しています。
神獣の託宣は、占い断定ではなく、四百年以上にわたり日本の御神籤が果たしてきた 「鏡」の役割を継ぐものです。
参照頁:/omikuji
御神籤を「占い」として扱うのではなく、ひとつの民俗事象として丁寧に記述した、現代日本 における御神籤研究の基準点。Konton 御神籤が採用する凶吉分布 (大吉 14・吉 33・半吉 4・小吉 1・末吉 14・末小吉 1・凶 33)は、 本書系統の元三大師百籤の伝統的配分に拠っています。
浅草寺現行版が改変された分布(17 / 35 / 5 / 4 / 6 / 3 / 30)を採るのに対し、 Konton は本書系統の伝統的分布を採用しています。これは「凶を 30 番台に多く残す」 すなわち「都合の悪い結果を削らない」という、御神籤本来の姿勢を継ぐためです。
既絶版。NDL デジタルコレクションに保存されています。
Konton は、占いを生み出した文化ではなく、
占いを生み出した文化が、何を見ようとしていたか ── を継ごうとしています。
この四つの源は、その問いに、四つの角度から答える典籍です。
これらに敬意を払いつつ、Konton 自身の解釈と現代日本語訳は、当方の制作です。