Konton · 混沌
── 節気と、暮らしの行事 ──

一年の、結び目。

日本の年中行事は、二十四節気の上に、深く根ざしています。
節分・端午・七夕・冬至 ── すべて、自然のリズムの結び目です。

日本人は古来、節気の節目に、行事を置いてきました。 行事は、ただのお祭りではありません。 自然が姿を変えるその瞬間を、私たちの暮らしの中で受け止める作法です。

ここでは、一年の主な行事を、四季と二十四節気に紐づけて、並べます。 行事のひとつひとつが、自然と人とを結ぶ、結び目であることを、感じていただければと思います。

2月3日ごろ
節分
── 立春の前日 ──
冬と春の境目。豆を撒き、邪を払う。
3月3日
桃の節句
── 雨水〜啓蟄 ──
女児の健やかな成長を祈る。雛人形と桃花。
3月20日前後
春のお彼岸
── 春分 ──
昼夜が等しくなる日。ご先祖と語る七日間。
4月8日
花祭り
── 清明 ──
釈迦の誕生を祝う。甘茶を仏に供える。

5月5日
端午の節句
── 立夏 ──
男児の成長を祈る。鯉幟と菖蒲湯。
6月30日
夏越の祓
── 夏至 ──
半年の穢れを払う、茅の輪くぐり。
7月7日
七夕
── 小暑 ──
織女と牽牛、年に一度の逢瀬。短冊に願いを。
8月13〜16日
お盆
── 立秋 ──
ご先祖が、家に戻ってこられる三日間。

9月9日
重陽の節句
── 白露 ──
菊の節句。長寿を祝い、菊酒を頂く。
9月下旬
中秋の名月
── 秋分前後 ──
一年で最も美しい月。月見団子と薄を供える。
9月23日前後
秋のお彼岸
── 秋分 ──
再びの彼岸。萩のおはぎを、ご先祖と分かつ。
10月17日
神嘗祭
── 寒露 ──
初穂を伊勢の神に奉る、宮中の祭祀。

11月15日
七五三
── 立冬 ──
三歳・五歳・七歳の節目。子の無事を神に告げる。
12月22日ごろ
冬至
── 冬至 ──
一年で最も昼が短い日。柚子湯に入り、南瓜を頂く。
12月31日
大晦日
── 冬至過ぎ ──
年の最後の祓い。除夜の鐘、百八の煩悩を、ひとつずつ。
1月1〜7日
正月
── 小寒 ──
歳神を迎える。鏡餅・門松・お雑煮、すべてが祈り。
◆ ◇ ◆

行事は、行うものではありません。
自然の節目を、身体で受け止めるための作法 です。

節分に豆を撒くのは、邪を払うためだけではなく、
「冬は終わった」と、自分の身体に、告げるためでもあります。

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