Konton · 混沌
── 創立者より ──

Konton を、
はじめるにあたって。

二〇二六年 立夏

私たちが Konton を作ろうと決めたのは、いまから一年ほど前のことです。

きっかけは、いくつかの、ごく単純な観察でした。

一、答えが、人を疲れさせる時代に。

世の中には、自分を「知る」ための道具が、たくさん増えています。 占い、心理テスト、MBTI、コーチング、自己啓発書 ── それぞれに、長い歴史と、確かな働きがあります。

けれど、これらを使い続けた人ほど、なぜか、 「もっと、わからなくなった」 と、漏らすことが多いように、思いました。

理由は、おそらく、これらの多くが 「答え」を急ぐ からです。

あなたは ENFP です。あなたは火星人です。あなたの今年の運勢は ── 答えは、人を一瞬、安心させます。 けれど、答えに当てはめられた瞬間、人は、自分の中の複雑さを、失います。

◆ ◇ ◆

二、東洋の智慧を、もう一度ひらきたい。

私は、東アジアに長く伝わってきた智慧を、もう一度、開き直したいと思いました。

四柱推命、五行思想、二十四節気、神道の宇宙論 ── これらが現代に伝えるべきことは、占いではなく、姿勢 です。

この智慧は、誰かを判定するためのものではありません。 自分と、長く、つきあい続けるための、作法 です。

◆ ◇ ◆

三、Konton という、名前について。

Konton(こんとん・混沌)── この名前は、荘子『応帝王』篇の渾沌寓言から、いただいています。

七つの穴を彫られて、混沌は死にました。 親切で彫ったのに、結果は、死でした。

私たちは、この寓言を、現代に向けた、ささやかな警告として受け取りました。 人を分けすぎないこと。答えを、急がぬこと。

そのうえで、自分を理解し続けるための小さな場所が、必要だと、思いました。
それが、Konton です。

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四、ここで、差し出すもの。

Konton で差し出すものは、三つあります。

ひとつは、神獣との出会い。 六十干支から導かれた、あなただけの神獣。 占い師ではなく、あなたの隣にいる、見守る者です。

ふたつは、節気と暦のリズム。 二十四節気・七十二候を、一つずつ、言葉にしてゆく営み。 五日ごとに、自然がひとつ姿を変える ── その節目に、智慧を、ひとつずつ。

みっつは、御神籤と日々のことば。 未来を当てるのではなく、今のあなたを映す、小さな鏡です。

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五、ビジネスとして、大きくなることではなく。

私たちが Konton で目指していることは、 ビジネスとして、大きくなること、ではありません

東アジア千年の智慧が、今の日本の暮らしのなかで、 自然に呼吸できる場所 を、作ること。

ですから、Konton の知識ページ ── 哲学・典拠・暦・漢字考・占いとの違い ── これらはすべて、登録不要で、開かれています。

Konton をお使いにならない方にも、東洋の心が、わずかでも届けばと、思っています。

◆ ◇ ◆

六、未完のままで、十分だ。

最後に、ひとつだけ。

Konton は、いまも、これからも、未完のまま です。 まだ書けていない神獣の物語、まだ書けていない節気のコラム、まだ整っていない機能 ── たくさんあります。

けれど、未完であることは、Konton の本質でもあります。 完成されたものは、もう、動きません。

未完であることは、これから皆さまと一緒に、ゆっくり、育ってゆくことの、約束でもあります。

ご縁あって、この頁を開いてくださった方へ。

Konton は、これから、
あなたと共に、ゆっくりと、育ってまいります。

二〇二六年 五月 立夏
仁和国際株式会社
代表 ── Konton 創立者
── Konton ──